不況の影響は関係ない！？
政令市をめざした背伸び予算に
合併して人口約70万人になれば政令市になれるという、合併特例法の人口要件緩和の適用を受け、22年4月の政令市移行をめざす相模原市。本市は、先行政令市の新潟市などと違って、地方の拠点都市としての歴史がないため、県からの移譲事務や区政の準備だけでなく、これから都市基盤整備が必要です。
私が懸念していたのは、政令市移行が手段ではなく目的となり、中核市として歩んできた堅実路線を捨てて、「政令市にふさわしい都市」になるために、身の丈ではない、背伸び路線へ、借金容認路線へと転換することです。折りしも、時代は世界同時不況。その影響はこれから深刻化します。市長は、「市民のセーフティネットとしての役割を果たすこと」を優先すべきです。
21年度予算は、一言で言えば「背伸び予算」。私の懸念は、的中しました（2ページ参照）。加山市長は、施政方針演説で「重大な経済危機、地球問題の深刻化、急速な高齢化などを迎えており、先行き不透明で安心した未来が見えにくい状況」にあるとの認識を示す一方、「こうした時代こそ、私たちは立ち止まらず、確かな新しい未来のさがみはらを展望した歩みを進めなければ」ならないと述べました。その演説どおり、21年度予算は政令市移行準備と「政令市にふさわしい都市」をつくるための大型事業計画がちりばめられています。
来年度は20年後の相模原市の将来像を定める総合計画策定の年。世界情勢、環境問題、人口減少時代を踏まえ、どのように展望を開いていくのか、総合的なビジョンが必要です。
のもとよしみは、真の市民協働を実現するために行政の積極的な情報公開を求め、「後世に責任を先送りしない市政」「赤ちゃんからお年寄りまでいきいきと暮らす相模原市」をめざして、市民のみなさんとともに活動していきます。
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第６回議会報告会のご案内
今回は、相模原市の財政状況と21年度予算の内容を中心に報告します。その他にも、みなさんと親しく意見交換できればと思います。
どなたでも、どうぞお気軽にお越しください。お待ちしています。
記
日時：4月25日（土）14時〜16時30分
場所：藤野芸術の家 会議室
日時：4月26日（日）19時〜21時
場所：相模湖町総合事務所3階 3A会議室
＊参加費無料
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