「のもとよしみと歩む会」
会報
No.24
２００５年７月発行

６月議会報告

建設文教常任委員会報告

■小学校統合にかかる経費増額、
　　財政計画の甘さが浮き彫りに！！

　私は本会議で、教育委員会に対し、小学校統合にかかる経費について、次のような資料を提示するように求めました。

（１）計画段階で見込まれていた予算
（２）実際にこれまでの統合に要した予算
（３）今後必要と見込まれる経費

　本会議での即答は困難であったため、常任委員会での回答となりました。

　平成14年2月の議会全員協議会に示された計画では、牧野小学校(現南小)の統廃合準備費は、大規模改修･耐震補強工事費の7000万円だけでした。しかし、実際には単独調理場の建設費を含めて、約2億1600万円が投資されています。
　また、日連小(現藤野小)については、平成14年度の実施計画で計上されていた予算は約6億800万円でした。17年6月現在、統合準備が完了する平成19年度までに必要な経費は、9億5400万円(うち1億8800万円は16年度に投資済み)に増額修正されています。
　つまり、南小では1億5000万円が、藤野小では、3億5000万円が当初の財政計画より多くかかることが判明しました。しかも、この投資には「やまなみ温泉バスターミナル」の建設費(約6000万円)は含まれていません。

　限られた財源を有効に使うためには、しっかりとした実施計画と財政計画が必要です。これまで以上に厳しいチェックを行っていきます。

■陳情審査

▽「地方の財政力を強化し、義務教育費国庫負担制度を維持することについての陳情」
　採択に賛成(委員会としても採択に)

▽「『ゆとりある教育を実現するための教育予算増額と義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書』の提出を求める陳情」
　採択に賛成(委員会としても採択に)

災害 合併自治体は状況把握困難に 　今年に入り、今月13日までに風水害で死亡した10人のうち、8人が70歳以上の高齢者だった。この中から、教訓を探ると…。 　梅雨前線が九州付近に停滞した今月10日午前5時半頃、大分県日田市で裏山が崩れた。民家が全壊し、57歳と91歳の親子が死亡した。大分地方気象台は同日午前2時半に同市周辺に大雨洪水警報を出した。 　(略) 　しかし、日田市は今回、避難勧告は出していない。同市の池永晃･消防防災係長は「あの地区は別の部局が受け持っている。市中心部とは地形も違って分からない時がある」と、振り返った。 　同市は3月末、1市2町3村が合併したばかりだ。災害があったのは、旧日田市と合併する前の旧上津江村地区。市中心部からは約30キロ離れている。合併で広くなった自治体の把握ができないという課題が見られた。 　朝日新聞(17/7/15)より

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