１２月議会報告
本会議報告(１２月補正予算ほか)
12月議会は藤野町議会最後の定例会となりました。補正予算は職員の退職手当組合脱退清算金など、いくつかを除いてほとんどが減額補正で、町の歴史が収束に向かっていることを実感させるものでした。
今回の滅額補正は、事業を終えて余ったもの(執行算)だけでなく、財政難で事業を打ち切ったものも含まれていました。予算書からは減額の理由はわかりません。私は、住民生活に支障をきたすものはないかを慎重にチェックし、質間をしました。
また、藤野やまなみ温泉は「牧野地域振興協議会」が指定管理者として選定、議決され、今年2月から22年3月までの協定を結びます。住民の福祉向上と地域振興の拠点としての発展が期待されます。
口職員退職者手当組合に3億9300万円
町は県市町村退職手当組合に加入し、職員の退職金に充てる費用を積み立ててきました。しかし、積み立てた額より今までの退職者への支払い額が上回り、組合を脱退するのに必要な清算金は、3億1759万円に。また、今年度退職者の退職金等には7551万円が必要で、合わせて上記の額が計上されました。
相模湖町の清算金は相模原市が負担し、その額は4億円を超えたそうです。
口住民生活に関わる事業は打ち切りに
市からの厳命で、藤野町は赤字決算は許されず、合併に必要な予算を確保するため、今年度事業が中止される事態に。
たとえぱ、特定鳥獣追い払い委託や中学校プール塗装改修工事、不法残士廃棄物対策用看板等作成委託、各種団体への補助金などが減額されました。
私は市の担当課へ各事業の引き継ぎを強く要望するとともに、9月議会で町長が「除雪であろうとなかろうと、やるべきことはやる。」と答弁したにもかかわらず、合併に伴う諸経費の見積もりの甘さから、住民に約束した事業を打ち切る補正予算案に反対しました。
口精神障害者交通費、市は半額の助成に
精神障害者の方が作業所などへ通う時の交通費は、自治体により助成制度が異なります。市との違いを尋ねたところ、町では全額助成をしているが、市は2分の1の助成となっており、支払い方法も毎月から年2回になるとのことでした。
相模湖町がすでに市と一体化していることにより、藤野も同じ制度に統一されるとのことですが、私は、藤野の地理的な要因や交通事情を書えた対応を要望しました。
□合併後の行政サービスはこうなる…
住民説明会は２月１０、１１、１２日に開催
3月11日の合併を控え、上記3日間に計7会場で住民説明会が関かれます。
新相模原市の行政サービスや自治会のあり方、ゴミの出し方や防災システム、藤野総合事務所(役場本庁舎)や地域協議会のことなど、知りたいこと、不安なことなどをお尋ねください。
住民説明会では、合併に伴う説明資料として作成された『暮らしのガイドプック』の概要も説明されます。私は説明会前の配布をお願いしました。自治会を通して配られますので(自治会未加入の方は企画課にお間い合わせください)、ぜひご一読ください。
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